意見交換会
意見交換会で顔合わせ!
by akoron 8月17日、広島市の青少年センターで意見交換会を実施しました。 九州や関西からもご参加いただき、勉強会の方向性や内容について話し合いました。 医薬翻訳者の他、医療機器を扱うIT・工業分野の翻訳者、研究者、ドクター、薬剤師さん等、いろいろな方面からお集まりいただきました。「異業種」の会にふさわしく、どんな相乗効果がこれから生み出されるのか、主催者としてもワクワクするスタートとなりました。
話し合いには、事前に作成し、オンライン上で収集したアンケート結果を活用。 勉強会のネーミング案の他、医学に関する専門性、通訳学習歴、勉強会での演習形式で興味のある項目、興味のあるトピック、学習したい疾患、教材としてのテキスト等を事前に申告しておいていただきました。これらの項目は、東京で開催されている「医学英語勉強会」の実施内容を参考に作成したものです。 まずは、「西日本医学英語勉強会」を勉強会の名称とすることが満場一致で決定しました! 当初は「広島医学英語勉強会」も考慮していましたが、グループ・メンバーが九州から関西まで広がったことで「西日本」を頭に付けて地域性を付加しました。 当勉強会メンバーのニーズに合わせて、東京での勉強会をどう応用していくか。 どう差別化していくのか。
思ったよりも医療通訳に興味のある方が多いという結果が出ました。ただ、通訳の学習歴や職業としての通訳歴は少なく、演習に通訳としてのoral practiceを採用するには、演習の方法・順序等に工夫が必要であるといった印象。(ただ、口頭練習をすることで、ライティング専門の医薬翻訳者にも新たな効果は生まれるはずです!)
また、事前にご意見をいただいていた「論文抄読会」について、実際に行われている「抄読会」の手法について2例をご紹介しました。 ここで、「論文をどう読み込むか」、まずはメンバーによるプレゼンの前に講師からレクチャーを受けたいという流れになり、医薬翻訳の第一人者である「森口理恵さん」による「論文セミナー」を受講したいという全員一致の要望がありました。 この要望が、第3回勉強会の森口理恵さんご登壇につながる展開となったわけです!遠方からのご登壇をお引き受けいただき、本当にありがたく思っています。1時間半のミーティングではアンケート結果を追っての説明で手いっぱいの状態でしたが、勉強会の可能性について少しでもご理解していただけたなら幸いです。 手探り状態からの開始であっても、絶えず軌道修正を図りながら、互いのメンバーが切磋琢磨してWIN-WINの関係を築き、ひいては医療業界全体にも貢献できるような勉強会としたいという決意を新たにしました。
話し合いの後には、広島名物「お好み焼き」でお昼から「カンパーイ」! 参加者の皆さま、本当にありがとうございました。